このラッサ熱騒動は1987年のことであるが,BSL4施設が無いとこのような破目になるぞ!という意味で,以前からBSL4施設必要論として使われてきた”理論”である。それは,
『日本でラッサ熱疑い者が現れたが,日本にはBSL4施設が稼働してないので,米国にまで送って検査しなくてはならなかった。今後とも稼働しなければこういうことになる。間に合わないだろう!検査するにも必要なんだ!』という理屈である。

この真相は日本人の当事者(倉田毅氏)によって公開されているのに,不思議なことにその真相は一般市民にまで流通していない。専門家の間では無論常識のことであるはずだ。それが一般市民に伝える時はなぜか事実関係があいまいにされていた。


第6回地域連絡協議会の席上で,ラッサ熱騒動に関して安田二郎教授に私は質問したのですが,BSL4施設が無いと確定診断できないとする論理の流れを守るため,安田さんはあいまいな答えを口にしました。

それで,終了後,改めてラッサ熱騒動の顛末に関して文書で質問したのです。実は真相は知っていたのですが,確認の為でした。ところが,それに対する回答は,どんなものだったのでしょうか?新しい質問書をご覧ください。



とにかく,その白々しい回答なるものは,ひっそりとお蔵に埋まったまま,一度もそれに関する反論を申し上げる機会が無かったのでした。

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文書中の倉田毅氏とは,その後感染研の所長を務めた方です。文書ではいつでも提出できたし,ブログにも書けたのですが,このような経緯を書くのが億劫で見送っていました。それを今実行しているというわけです。

上の記事で,議論の流れは伝わるでしょうか。私たちが素人であることをいいことに,このような不誠実な回答をしているのです。でもひょっとしたら私の方が間違っているかもしれません。ぜひご指摘いただきたいものです。


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by nakamatachi3 | 2017-02-05 23:59 | Comments(0)



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 3.035軍民両用研究に対する長崎大学の理念について (作成日 : 2017/02/05)
 2.034ラッサ熱騒動の顛末:安田二郎氏への反論 (作成日 : 2017/02/05)
 1.033議論のやり方(何度目かの要求)(作成日 : 2017/02/05)

これは地域連絡協議会に提出した意見書・質問書一覧の続きです。


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by nakamatachi3 | 2017-02-05 23:41 | Comments(0)



地域連絡協議会に意見書や質問を事前提出する仕組みは,調議長の裁量で決まりました。確かに大量の課題が存在するので,会議の席上だけでやり取りするのは時間的に無理があるでしょう。おかげさまでこちらも大量の質問や意見を提出することができました。

ところが,このやり方には一つだけ重大な落とし穴があります。推進側が真剣に議論したくない時や,まともな回答が不能な時,運用を恣意的にコントロールできるのです。受け付けた質問や意見に,おざなりの回答を書いて,たとえば,『貴重なご意見として承りました』と書いて,お蔵に放り込んでおけばいいのです。

これだと,あたかも議論に真面目に答えて,相手も納得したかのような外見を調えることができます。これを悪用したのが,田上市長です。『まあ,何とたくさん質問や意見が出てること!でもそれらにすべて丁寧に回答していて,何と誠実な!』と感心して見せることができるのです。そして,実際,そのような口実も一つの根拠として使って,設置容認を表明したのでした。

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放置した課題の中には,言いっ放しや真実でない説明などが含まれているので,そのままに捨て置くわけにはいきません。協議会委員として,地域住民や子孫への責任を果たせないからです。


地域連絡協議会は国が予算を付け,田上市長が容認することを見越して,開催が間遠になりました。そして実質議論は封じられていました。2月17日に久しぶりの協議会開催が予定され,意見書や質問の事前提出を求めて来たので,これを機会に,お蔵入りの重要な課題を中心に,再び意見書を提出することにします。(実は,提出はいつでも受け付けられてはいるのですが,やはり普段の日々に書くのは億劫で先延ばししていました。)



億劫というのが,怠惰というより面倒という理由から来る方が大きいです。それは,大学側が委員から提出された夥しい数の意見や質問を整理する,その整理のやり方が非常にまずいからです。恐らく意図的だと思いますが,議論のつながりが何とも分かりにくいように整理してあるのです。それは提出文書について,時系列を無視してローカルな番号付を行い,以前の文書の特定が一発でできないようにするやり方です。



このため,反論文書を提出したりこのようなブログ記事にするにも,以前の経緯を書かなければ,一体何を言っているのかさっぱりわからん,という破目に陥るのです。つまり,以前の議論に対する反論をわかり易く文書としてまとめるには,相当の労力がかかるというわけです。
でも,もうその億劫さを克服して前に進みます。ご期待ください。
本記事は新シリーズ第1号です。ちょっと文章がよくないです・・・


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by nakamatachi3 | 2017-02-05 21:59 | Comments(0)