地域連絡協議会に久しぶりに提出した質問シリーズの第3弾は責任の取り方についてです。

第13回地域連絡協議会では二村英介さん(BSL4担当の副学長のようです)が資料に基づいて安全対策をざっと説明されました。
その説明に対した私が質問したのですが,これに対する回答がなっていなかったので,質問状として改めて提出しました。質問状は下記文書ですが,そこに至る会議中の経緯はその下をご覧ください。現在,未定稿の議事要旨案の中から抜き出します。

要するに『長崎大学が責任を取る』ということの無意味さをここでも質問しました。
長崎大学の担当者は良くこのような言い方をしますが,具体的な形を示さないと何の意味もありません。
責任の取り方については他の記事もご覧ください(退任後の責任についての理念など)。

また,長崎大学や文科省の担当官は,よく監理委員会がしっかり議論している,と言います。しかし,これは技術的な専門家集団ではなく,要するに長崎大学のこの件だけにかき集められた集団であって,何の職務権限も法的責任もないのです。このようなものに住民の命を預けるわけにはいかんでしょう。

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未定稿の議事要旨の該当部分より(赤文字は議事要旨の修正要求箇所)

(木須委員)先ほど想定した項目を挙げて、その対策の説明があった。だから安全ですよ、と言いたいのだと思うが、そこに想定漏ればあったらどうするのか。またその想定への対策が不十分であったら誰が責任を取るのか。
原子力は安全です。原発は安全です。ずっと言われていたのに、あのざまではないか。そういった時に誰が責任をとるのか。個人や一大学が責任をとれるものではない。
よって、国が設備設計に係る基準を作り、施工後のごまかし,
例えば豊洲の地下だって空洞だったわけで,そういうことなどをチェックする独立した機関を設置するなど、体制の整備を行ってから初めて施設設置の検討ができるというものである。
先日、失敗例に学んで電源を二重化していたのに、アトランタ空港で停電するという大事故が発生した。先行事例は失敗を教訓にして安全にしていくもので、そういう安全基準をまず国が作って、その基準に合わせて施設を造ればあなた達が責任を取る必要はない。そういう体制ができるまでこの計画を引っ込めてもらいたい。
(事務局(二村副学長))検討を行った内容の一例を紹介したものであるが、この内容は文部科学省が設置した監理委員会でも報告を行っており、方向性について妥当であるとの意見をいただいた。これで終わりということではなく、ハード面もソフト面も絶え間なく安全に関する検討を進めていきたい。
(木須委員)責任は誰がとるのか。
(事務局(二村副学長))責任は長崎大学が負うことになる。
(木須委員)長崎大学の誰か。
(事務局(二村副学長))トップであれば学長ということになる。
(木須委員)その時の学長か。
個人としてはあとは知らないと言えるのか?
(事務局(二村副学長))組織としての対応だと考える。長崎大学のプロジェクトとして進めているものであり、主体は長崎大学である。
(木須委員)長崎大学,とはあいまいである。
(文部科学省(高城企画官))国の基準について、感染症法があり、その中でBSL-4施設に必要な施設整備はこの程度の性能を持つべし、設備としてはこういうものを認めるべし、というところから記載してあるが、万が一に備えてどこまで対応すべきかについては手作りで進めていかなければならないところもある。長崎大学でも、海外の施設を視察したり、WHO(世界保健機関)、アメリカ、カナダ等の基準を調査したり、基本的なリスク評価の方向性というものをこれまで議論していただいている。
文部科学省としても、安全性等を第三者の立場からチェックする役割を担っているので、先ほど紹介があった監理委員会で方向性について議論していただき、慎重、丁寧に進めることということで了承をいただいていると認識している。
もちろんこれだけでおしまいではなく、今後実施設計を進めていく中で出てくる想定し得ない問題点などについて、不断の見直しを行いながら進めていく。引き続き監理委員会を何回も開催しながら、安全性等を丁寧にチェックしていきたいと考えている。
(木須委員)その監理委員会は今回限りの長崎大学のためだけに設置したものであり、法的な根拠がない。裁判等になった時に職務権限がない。職務権限を持ったきちんとした第三者機関が必要であり、それを作ってからと希望しているものである。


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by nakamatachi3 | 2018-01-30 11:28 | Comments(0)

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