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2017年12月22日には来年度予算原案の閣議決定が行われました。その報道に関して,長崎新聞と朝日新聞しか確認できませんでしたが,長崎新聞はこの閣議決定の中から地元関連予算として長崎大学のBSL4施設着工予算を一面に大きく取り上げました。

一方,朝日新聞の報道はこの日の記事としては予算全般(例えば防衛費など)に関する報道が主で,気が付いた範囲では長崎大学の予算自体の報道はありませんでした。もしかしたら翌日以降に報道されたかもしれませんが調査はしていません。


この予算総額12億8千万円は,今年9月に文部科学省により概算要求がなされていたものです。今回の決定はそれがそのまま閣議決定で予算原案とされたものです。
その時点で覚悟していたこととはいえ,やはりこの決定は非常に重大な既成事実が一つ進んだということであり,反対運動にとって大きな痛手となります。
9月から12月の間に,閣議決定を迷わせるほどの大きな反対運動の盛り上がりが実現すればよかったのですが,残念ながらそこまでには至りませんでした。


この閣議決定に際して重要だったのは,赤線で示したように,「基本構想が策定済み」という大義名分です。このため,長崎大学は8月の第12回協議会から12月の第13回協議会まで,4カ月もの空白期間を作ったのでした。なぜなら,開催すると基本構想の議論がまだ完了していないことが分かってしまうからです。
しかも,第13回ではその策略にはより複雑なプロットが描かれていたことが判明しました。まさに陰謀というべきですが,その詳細は別記事に書きます。

2017年12月23日付 長崎新聞
来年度予算の閣議決定の報道_a0339940_10355708.jpg


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by nakamatachi3 | 2018-01-17 10:39 | Comments(0)

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