WHOの97年文書には立地規準に関するものも書かれています。それは単に一か所の英訳の誤訳だけでは否定できない,いくつかの状況証拠として示すことができます。
大学からの反論があれば,それらを使って,その反論を否定できるでしょう。


再度強調しておきますが,長崎大学のBSL4施設坂本設置計画は,WHOの立地規準に従っていないので,即刻中止してもらいたい。よろしくお願いします。

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by nakamatachi3 | 2017-02-18 13:26 | Comments(0)



長崎大学との議論において,WHOの立地規準に関するものは,確定診断の説明と並ぶ重要な課題です。当ブログでも当初からその議論を展開しています(立地条件に関するWHO勧告を巡る議論)。しかし,大学は正面切って議論する意思が無いようです。言いっ放しで終わるからです。


WHO文書に書かれた指針が,もし我々が言うように『住宅地から離れて設置する事』を意味するのであれば,もう他の反対理由は要りません。世界各国はWHO基準に違反していますが,他の国が違反しているからうちも違反していい事にはならないからです。
しかも,WHOは各国のプロトコルをWHOの指針に合わせるよう,要請さえしています。

この問題が厄介なのは,国が国会答弁で,『住宅地から離れて設置するようには書かれていない』と公的認知をしているからです。そしてその理由は引用記事にも書いたように,すでに武蔵村山にBSL4施設を建ててしまっていたからです。それを移設しなくて済むようにそのような無理な姿勢を取らざるを得なかったというわけです。
このような国を挙げてのごまかしについてシリーズとして質問しました。

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これは英語のLaboratoryがたまたま,一部屋としての実験室と,研究所全体を指す両義性を有していることから生じた混乱です。と言えば聞こえはいいけど,それを悪用して,研究施設の設置指針を,一実験室の建物内部での配置問題にすり替えてしまったわけなのです。

この問題が厄介なのは,国が国会答弁で,『一実験室の建物内部での配置問題』であると公的認知をしているからです。その理由は引用記事にも書いたように,すでに武蔵村山にBSL4施設を建ててしまっていたからです。それを移設しなくて済むように,無理な解釈をこじつけたわけです。

しかし,国のこのようなやり方は驚くにあたりません。遠くは日米開戦を決めた英電文の「誤訳」から,福島原発事故の安全神話や,最近の防衛文書の不存在事件を含め,数多くあります。
どちらが正しいかは,英文の忠実な訳で決まる,非常にシンプルなことですが。


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by nakamatachi3 | 2017-02-18 12:13 | Comments(0)



長崎大学は,世界中で起こるバイオ施設関連の事故について,BSL3以下の施設については,見向きもしません。この姿勢は非常に深刻な心配を引き起こすものです。


そもそも,BSL4施設と言っても,実験室内部についてはBSL3施設よりも厳重な取り決めがありますが,実験室外部に対してはBSL3施設とBSL4施設とでは,全くと言って良いほど区別はないのです。しかも装着忘れとは,BSL3施設でもBSL4施設でも全く関係ありません



そのような姿勢についてシリーズ2番目の質問です。

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by nakamatachi3 | 2017-02-18 11:17 | Comments(0)



長崎大学は,世界中で起こるバイオ施設関連の事故について,BSL3以下の施設については,見向きもしません。この姿勢は非常に深刻な心配を引き起こすものです。


そもそも,BSL4施設と言っても,実験室内部についてはBSL3施設よりも厳重な取り決めがありますが,実験室外部に対してはBSL3施設とBSL4施設とでは,全くと言って良いほど区別はないのです。
したがって,施設外に影響する事故は,BSL3施設で起こったものであっても,それはBSL4施設でも同じ確率で起こると考えるべきなのです。



そのような姿勢についてシリーズとして質問しました。

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by nakamatachi3 | 2017-02-17 15:22 | Comments(0)



昨年,2016年12月5日,文科省も住民の理解を得ないまま,BSL4施設の坂本設置を容認したことに対し,抗議の文書を送りました。ブログ記事にすることはさぼっていて,後悔しています。
ところが,この回答が来るには来ましたが,実にそっけないもので,閣僚会議の資料の使い回しで済ませたのです。そして,『地域の方々のご懸念に対しては,地域連絡協議会で可能な限りご説明いたします。』とひと言添えられていました。
そこで,急遽,地域連絡協議会に質問書として送ったのですが,第8回地域連絡協議会の直前であったため,それはまだ表に出て来ていません。

ここで改めてまとめ直して,
質問を送ることにしました。国は『万一事故が起こったら国の職員を派遣して事態の収拾にあたる』と言って田上市長を喜ばせておきながら,『事故は絶対に起こさないようにする』という矛盾を平気で口にしています。
豊洲移転問題でも,今となってはだれがどんな責任を持つのかわからなくなっています。この問題でも,『万一事故が起こった時の責任はだれがどんなふうに取るのか明言してもらわないといけません。

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by nakamatachi3 | 2017-02-17 12:14 | ・長崎大学の主張への批判 | Comments(0)



昨年,2016年2月に国の「国際的に脅威となる感染症対策の強化に関する基本計画」(案)が突如発表されました(当ブログ記事国の基本計画(案)を巡る動きをご覧ください)。
この時,BSL4施設を中核とした感染症研究拠点形成が第4番目のプロジェクトとして構想されています。(ただし,未だこの時点では,国は長崎大学にBSL4施設を設置することは明言できなかったことは留意すべきことです。)

そして,この第3番目のプロジェクトとして構想されたのが,感染症危機管理体制強化プロジェクトだったのです。これがどういうものかは,下記のパンフレット,特に中央の赤枠で囲った部分をご覧ください。
『国立感染研の機能強化』と『公的検査機関の全国的な検体検査の体制強化』がこのプロジェクトの大きな目的の一つであることが分かります。

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ところで,この『公的検査機関の全国的な検体検査の体制強化』とは一体どんな意味を持つのかについて,私は第6回協議会で調議長に質問していました。その時の回答が,下記にもあるように『なんか勘違いじゃないですか・・・』以下の発言なのです。そして,そのまま議論は継続されることなく,ひっそりとお蔵に放置されていたわけです。


そこで,新質問シリーズ5として,再度お聞きすることにした次第です。
つまり,このプロジェクトは,全国でエボラなどの検査ができるような体制を整えたいというのが目的ではないのか?と言う趣旨です。すると,これまで,BSL4施設が無いとエボラの検査ができないと言ってきたこととの辻褄が合わなくなります。


この矛盾について,ブログ記事ではすでに訴えています(『公的検査機関による全国的な検体検査の体制強化』が示すこと )。本質問はそれを直接問いかけたにすぎません。


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by nakamatachi3 | 2017-02-17 11:03 | Comments(0)



この課題もお蔵に放置されていたのですが,ようやく虫干しをすることにします。経緯をまとめるのにえらく苦労しました。
回答で最も不誠実な部分は,国立感染研を自分たちの説明のために都合よく毀誉褒貶させていることです。別に安田二郎さんだけではなく,調漸(しらべすすむ)議長もそうです。
この場合,以下の反論書を読んで戴けば,感染研は激怒するだろうことに同意してもらえると思います。(ただし,感染研の激怒は内心だけです。表の面は長崎大学の指導に当たる立場なので激怒を表に表すことはないでしょう。身内意識がありますから。)

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by nakamatachi3 | 2017-02-06 08:02 | ・長崎大学の主張への批判 | Comments(0)



安倍政権になってから防衛関連予算が着実に増えていますが,その中に含まれるのかどうかわかりませんが,特に防衛省関連の研究予算が大幅に増やされていることは,毎日新聞などの報道で皆さんはご存知のことでしょう。

大学などの教育研究機関に振り向けられる一般的な教育研究予算はここ十数年,毎年漸減を続けているのに比べて大きなギャップを感じさせる事実です。
その所為で,大学等の研究者たちは研究費予算獲得のために東奔西走させらているのが実情です。このことが,研究費が獲得できるならどんな研究でもやりたい,というインセンティブを研究者たちに与えるのは理の当然です。こういうのを兵糧攻めと昔は言っておりました。

そこで防衛省発の豊富な研究予算に目を付けるのも,これまた理の当然でしょう。研究者は武士は食わねど高楊枝とやせ我慢するか,尻尾を振ってそれに飛びつくか,ほぼ二者択一に迫られます。
そのような場合,我が長崎大学はどうするでしょうか。市民としては重大な関心事です。



特にこの流れの中でBSL4施設ができるとしたら,市民にとってそれこそ死活問題です。
大学の回答が,軍事研究はやらない,防衛省の予算には誘惑されない,となってもそれで安心はできません。
今の長崎大学がたとえ高い識見を有していたとしても,この後どんな人が学長や研究者として長崎大学に入り込んで来るかわからないし,それよりもっと重大な懸念は,
軍事研究をやっていないことを市民が知る術がない
ということです。また,外見上,軍事研究とはわからないように装うこともできます。

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この解決策は,大学の良心にすがること以外,原理的にありません。しかし,地域連絡協議会の運営や,住民の反対を踏みにじって前に進む非民主主義的体質の今の長崎大学に,それを期待できるはずがありません。
情報公開で確認することも,今の長崎大学の姿勢から見ても絶対不可能とわかります(近々,その証拠をお知らせします)が,それよりも安全管理上の問題で法的にも非開示が原則となるでしょう。下手すると,特定秘密保護法の適用を受けて,そのような詮索をすること自体が犯罪となる可能性が大きいです。

すると結論は・・・・そうです,設置をやめてもらうことしかありませんね。


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by nakamatachi3 | 2017-02-06 08:01 | ・長崎大学の主張への批判 | Comments(0)



このラッサ熱騒動は1987年のことであるが,BSL4施設が無いとこのような破目になるぞ!という意味で,以前からBSL4施設必要論として使われてきた”理論”である。それは,
『日本でラッサ熱疑い者が現れたが,日本にはBSL4施設が稼働してないので,米国にまで送って検査しなくてはならなかった。今後とも稼働しなければこういうことになる。間に合わないだろう!検査するにも必要なんだ!』という理屈である。

この真相は日本人の当事者(倉田毅氏)によって公開されているのに,不思議なことにその真相は一般市民にまで流通していない。専門家の間では無論常識のことであるはずだ。それが一般市民に伝える時はなぜか事実関係があいまいにされていた。


第6回地域連絡協議会の席上で,ラッサ熱騒動に関して安田二郎教授に私は質問したのですが,BSL4施設が無いと確定診断できないとする論理の流れを守るため,安田さんはあいまいな答えを口にしました。

それで,終了後,改めてラッサ熱騒動の顛末に関して文書で質問したのです。実は真相は知っていたのですが,確認の為でした。ところが,それに対する回答は,どんなものだったのでしょうか?新しい質問書をご覧ください。



とにかく,その白々しい回答なるものは,ひっそりとお蔵に埋まったまま,一度もそれに関する反論を申し上げる機会が無かったのでした。

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文書中の倉田毅氏とは,その後感染研の所長を務めた方です。文書ではいつでも提出できたし,ブログにも書けたのですが,このような経緯を書くのが億劫で見送っていました。それを今実行しているというわけです。

上の記事で,議論の流れは伝わるでしょうか。私たちが素人であることをいいことに,このような不誠実な回答をしているのです。でもひょっとしたら私の方が間違っているかもしれません。ぜひご指摘いただきたいものです。


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by nakamatachi3 | 2017-02-05 23:59 | Comments(0)



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 2.034ラッサ熱騒動の顛末:安田二郎氏への反論 New!(作成日 : 2017/02/05)
 1.033議論のやり方(何度目かの要求)New!(作成日 : 2017/02/05)

 以下続く


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by nakamatachi3 | 2017-02-05 23:41 | Comments(0)