10月6日に戴いた文部科学省からの回答に対して,お返事を差し上げました。正面からの議論を避けておられるので,こちらも今の段階ではこれ以上繰り返しとなるような抗議や質問はできず,今回はコメントとお願いという感じの返事を差し上げました。
長崎大学はこのあと,三者協議会を開催してシンポジウムの成功を報告するつもりかもしれません。しかし,それは全くの虚飾であることを予め申し上げておきます。

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【文部科学省からの回答から読み取るべき点】

文部科学省の回答から重大な点が読み取れますが,3点にまとめることができるでしょう。

1.今回のシンポジウムは議事要旨を根拠にして,『検討状況に関する情報提供のため』,『必要性や安全性について公正かつ広く理解してもらうため』となっており,少なくとも『坂本設置の必要性』とか『坂本設置を推進するため』とはなっていないこと,

2.従来の文部科学大臣の回答国会答弁(つぶやき集50番)の姿勢は,沈黙という形で変更が無いことが知らされたこと,

3.質問書に書いた『住民の権利』に対する考え方は残念ながら拝聴することはできなかったこと,

等々です。



このような分析を承けて,この記事にある返事を認めたわけですが,この内容は主に以下の3点にまとめています。

1.
回答にあるように,今回の共催シンポジウムが,地域連絡協議会の議事要旨に基づいて行うものであるならば,それは地域連絡協議会の総意で企画すべきであったこと(現実には,地域連絡協議会で諮られたことはことは全くありませんでした。第7回協議会の最後にプレスリリースのパンフレットが配布されて初めて知らされたのが実際です。尤も,そのパンフレットは会議の資料として冒頭から各委員の机に配布されていました。それの説明を始めたのが終了12分前でした。)

2.
住民の権利について,私たち国民の命を左右する行政権をお持ちの国の中央官庁として,格調高い理念を一度は聞かせて欲しいことのお願い,

3.
今回のシンポジウムが終了した後に,住民の理解が得られたという口実に使わないこと,

です。特に3番が当面最も心配な点ですが,シンポジウムの前から,長崎大学の調さんの報道機関に対する言動にはそのような
不埒な気配がうかがえます。

文部科学省は所管官庁として,そのようなことの無いように,くれぐれもご指導をよろしくお願いいたします。

さらに言えば,各報道機関の方々,市民の皆様も,長崎大学がもしそのような不埒なことを言い始めたとしたら,全く根拠のないことですので,ご承知おき下さるようお願い申し上げます。



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by nakamatachi3 | 2016-10-09 10:57 | ・長崎大学の主張への批判 | Comments(0)


文部科学省からの回答書


この回答書は10月6日の夜10時過ぎに,電子メールによる添付ファイルで戴きました。やや無理なお願いかと心配した短い期限内にご回答いただき,文部科学省にまずは感謝申し上げたいと思います。取りあえずの受信の連絡と期限内の回答にお礼を申し上げました。
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回答の趣旨は,
1.協議会で市民への広報が大事だという話があった
2.そのため必要性や安全性について広く市民に理解してもらうためにシンポジウムを開催することにした
という理屈になっています。

ただし,注目すべき点がまず目につきました。たとえば『必要性』について,という場合,『坂本設置の』という枕言葉が慎重に省かれていることです。
第1回と第2回の議事要旨を根拠に上げておられますが,そこには『施設の必要性』,『長崎大学に設置することのメリット』などとは書かれていますが,『坂本設置の必要性』とは書かれておらず,坂本設置の必要性を理解してもらうためのシンポジウムとは言えなかったのだろうと思います。
もちろん,文部科学省はこれまでの方針(文科大臣の返事や国会答弁)を 反故にするつもりではない,ということはこの回答で明らかになったと言えるでしょう。(回答では肯定も否定もなされていませんが,こういう場合はデフォルトが継続するはずです)。


回答の中身は質問には直接答えることを回避しており,ひと言で言うならば肩透かしというほかはありません。
考えてみれば,こちらの質問はクリティカルな点(踏み絵のようなもの)を含んでおり,質問書に同意するも否定するも,どちらかに味方することになり,そのことは未だ避けたかったのかもしれません。
しかし,一度は質問状に対するお考え,特に住民の権利という観点からのお考えもぜひ聞かせて戴かなくてはなりません。そうあるのが,国民の命を預かる中央官庁としての責務ですから。


この回答で大事な点は,これからも文部科学省には地域連絡協議会での議論を重要視して行って戴きたいという事です。地域連絡協議会では議論が未だ山のように積み残っていますし,反対住民が常に議論の行方を心配して傍聴に詰めかけています。だから,住民が理解した,というような状況は,議事要旨だけからもとても言えないのです。

よって,くれぐれもお願いしたいことがあります。それは,このシンポジウムをやった後,『広く市民の皆様の理解が得られた』という言い訳の道具に絶対に使わないでくださいね,という事です。なぜなら,議事要旨を重要視する限り,そのような事実は到底認められないからです。

文部科学省にはこの回答を受けて,改めてコメントとお願いをまとめて,早急に送る予定です。


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by nakamatachi3 | 2016-10-07 10:35 | ・長崎大学の主張への批判 | Comments(0)


シンポジウム「感染症の未来」の共催に対する抗議と質問


文部科学省のホームページには悪びれもせず,シンポジウムのお知らせが掲載されています。このシンポジウムは下記の抗議文に書いているように,賛成派だけが集められたシンポジウムです。これが坂本設置を前提としたかのような開催趣旨を謳っており,そのようなものに文部科学省が共催者として名を連ねることに,抗議と質問を公開で行いました。

1/2頁
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2/2頁
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この質問状は簡易書留・速達で送りましたが,10月4日に届いたことが確認できました。回答は期限が短いので電子メールでも可ということにしました。


いくら考えてもこのシンポジウムは私達にとって突然のものでした。しかし,今になって考えると,いくつかの推測が可能です。無責任な推測であることを断った上で,書いてみます。


1.
このシンポジウムはだいぶ前から(たぶん初めから)予定されていたものでしょう。
2.このブログには書いていませんが,地域連絡協議会委員を対象として,長崎から武蔵村山の感染研視察ツアーと言うものがありました。それとセットであったでしょう。(私はツアーには参加しませんでした。)
3.第7回協議会では視察ツアーの感想など,積み残した課題を放ったまま
異例の内容で進められ,紛糾するような議論を避けたのでした。おそらくこのシンポジウムの雰囲気づくりにマイナスだと思ったからでしょう。
4.来年度予算獲得が見送られましたが,本来は予算獲得を受けて,高らかな進軍ラッパを鳴らすつもりのシンポジウムであったでしょう。しかし,それはあてが外れたことになります。
無責任な予想はこれぐらいでやめておきます。

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by nakamatachi3 | 2016-10-05 22:17 | ・長崎大学の主張への批判 | Comments(0)


突如知らされたシンポジウム


9月27日に行われた第7回地域連絡協議会で次の資料6が配られ,会議の最後にそのことについてごく簡単に説明がありました。もちろん,協議会では事前の何の案内もありませんでした。
ところが,中身をよく見ると,文部科学省が共催となっています。これにはたまげました。というのは,最初のパンフレットには,『BSL4施設の坂本キャンパス設置について,・・中略・・市民の皆様の理解を深めて戴くために・・以下略』,『・・・坂本地区設置の妥当性について・・・』となっており,あたかも坂本キャンパス設置を前提としたかのようなシンポジウムとなっているからです。

第7回地域連絡協議会で突如配布されたパンフレット
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10月2日に報道機関にリリースされた更新パンフレット
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大学がこの手の説明会をする場合は基本的に大学の自由です。えてして大学の説明会は我田引水の上に,安全神話の押し付け話が常なので住民がそっぽを向いてだれも聴きに行かないのですが,それを目指すのも大学の自由です。
ところが,今回のシンポジウムは文部科学省の共催となっています。これは断じて見過ごすことはできません。


このシンポジウムは全く正当性を持たないものです。その理由を列挙します。
1.パンフレットには『市民もパネリストとして参加し』とありますが,その市民とは誰でしょうか?
  更新プログラムで明らかになりますが,久米直(1)さんと寺井幹夫(2)さんのことでした。
  
このお二人は協議会を傍聴している人には先刻おなじみの賛成派。独特の意見をお持ちでいらっしゃいます。
  (その他は市民の立場ではありません。)
2.地域連絡協議会で一度も話にでなかった。
3.反対派住民には強固な組織がありますが,その組織に対して正式な相談は一度もなかった。



(1)の久米直さんは連合自治会長でありながら,構成自治会の会長がBSL4施設の意見調査を要求しても頑として撥ねつける,大学思いの方です。
(2)の寺井幹夫さんは,例えば『自分はBSL4施設のリスクは引き受ける,将来の住民の命を守るために』という独特の意見の持ち主です。でも賛成派の住民集団がいないとこぼしておられます。読者の方は議事要旨や意見書で確認してください。



でもこのシンポジウムが賛成住民の集会だったら何の問題もないのです。しかしながら,住民の理解を得ることが第一と大学にくぎを刺している文部科学省が共催者に名を連ねるとはいったいどういう事でしょうか?
私達はその点を文部科学省に直接お尋ねしなければと思い,行動に移しました。
抗議を兼ねた公開質問状を文部科学省に送らせて戴いたのです。その記事はこちら文部科学省へ送った抗議及び質問書です。


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by nakamatachi3 | 2016-10-04 18:20 | ・長崎大学の主張への批判 | Comments(0)