長崎大学の反論文書への批判を続けます。この記事は反論文書の冒頭に四角で囲んである部分への批判です。この部分には脅しとも取れる反撃が書かれています。長崎大学160年の歴史と功績を冒涜するのか!という趣旨の反論です。でもその栄光ある歴史に泥を塗るのは一体どちらでしょうか?じっくりご覧ください。

長崎大学の反論に対する批判2:歴史を汚すのはどっちだ? New!


2.最初の囲み記事について


この部分の長崎大学の反論の趣旨は以下のようになるでしょう。


「浦上地区住民が安心して生命を預けることのできる相手ではない」とする抗議声明が・・・中略・・・ 本学は160年の歴史の中で、いのちを大切にする研究、教育、そして医療に力を注いできました。にもかかわらず、被爆からの復興をともにしてきた地域住民の方々がこのような声明を出されたことが本当であるならば、甚だ残念でなりません。」

この部分は私たちの抗議文書の末尾に書いた,「浦上地区住民にとって貴大学は私たちの生命を預けるに値する相手ではない」という文章への反撃です。

文章をこのように切り出してみると,確かに歴史を含めて長崎大学全体を相手にして,「生命を預けるに値する相手ではない」と言っているように見えます。
ところが,私たちの元の文章には大事な言葉があるでしょう。「もはや」という言葉が。

改めて書くと,
もはや浦上地区住民にとって貴大学は私たちの生命を預けるに値する相手ではない」
です。これはすぐわかるように,失望を表現したものですが,長崎大学はこの「もはや」を抜くことによって,私たちの抗議の矛先を巧妙にかわそうとしています。この文章は一体大学の何に失望したことを伝えているのか,よく感じ取ってもらいたいものです。

それは,今の長崎大学,すなわち片峰執行部,より正確には「長崎大学のBSL4設置推進グループ」に対する失望ではありませんか。住民の多数の反対がわかっていながら,危険な施設の坂本設置をあきらめることなく,予算要求を強行したことに対する失望なのです。
そのことは,「もはや浦上地区住民にとって貴大学は私たちの生命を預けるに値する相手ではない」と言わしめるほどの強い失望をかうことなのです。設置推進グループが住民の気持にきわめて鈍感なことに驚くばかりです。

念のために言えば,この種の声明において,「貴大学」の部分を「長崎大学のBSL4設置推進グループ」などと表現することはあり得ません。なぜなら,設置推進は片峰執行部によって進められており,それは「現在の長崎大学」そのものを代表しているからです。

従って,住民の信頼を裏切って,長崎大学の160年の歴史に泥を塗り,辱めているのは,「長崎大学のBSL4設置推進グループ」の方であることに気が付いてほしいものです。浦上地区住民が失望しているのは,長崎大学の歴史に対してではなくて,自分たちの論理でしか考えられない「BSL4設置推進グループ」に対してなのです。

なお,反論文書の最後にもう一度,同じ文章を採り上げていますが,不思議なことにそちらには「もはや」と言う語句まで含めてあるのです。そこで改めて批判することにします。


a0339940_14331725.jpg

 長崎大学関連文書に戻る
 トップページに戻る








=======記事はここまで=======
[PR]

by nakamatachi3 | 2015-10-26 22:55 | Comments(0)


長崎大学が住民を置き去りにして本格的予算要求を行ったことに対して,私たちは反対自治会と連合して抗議文書(長崎大学への抗議文書 2015-09/03)を送りつけました。それに対する長崎大学の反論は,論理的なはぐらかしや脅し,それに大きなウソが入り混じっています。ここではそれらに対して,一つ一つ批判していきます。 

   長崎大学の反論に対する批判1:全体を覆う矛盾 New!


1.全体について大きな矛盾


まず長崎大学の反論文書全体について,重要なことを指摘しなければなりません。
私たちの抗議は,住民多数が坂本キャンパス設置には大反対していることを承知しながら本格的予算要求を強行した背信行為に対するものでした。しかし,長崎大学の反論はそれに直接答えるものではなく,『安全性の確保のために』やったことだとしています。
『安全性の確保のためにやったこと』とはほとんど理解不能な弁明ですが,どうやら次のようなことを言いたいようです。すなわち,

大学側の予算申請の言い訳:
『或る具体的な形が見えなければ,その安全対策も具体化できない』
『そのために具体的な設計を行う必要があり,そのための予算申請が必要だった』

という理屈のようなのです。しかし,この理屈は大きな矛盾を抱えていることが,ちょっと考えればわかります。まずこの理屈をわかり易く言い換えてみましょう。次のように言い換えることができそうです。

大学側の言い訳の言い換え:
或る施設を想定して具体的に設計しなければ,安全性の確保の説明ができない

大学側の言い訳の矛盾:
1.言い換えの通りであれば,BSL4施設の設計は行き当たりばったりとなる
 言い換えの通りならば,長崎大学ではこういう設計,○○研究所ではああいう設計,というように,基準が一定していないことになります。別の言葉で言えば,設計基準,安全審査基準,環境基準などが,全く作られてないということです。
これは国の法整備が全くなされていないためです。

2.どういう状態が安全なのか,大学が適当に決めることになる
 従って,そもそもの問題に還って行きます。どういう状態が安全なのか,という基準が定められていないのに,大学が安全であると勝手に決めることになります。そのおこがましさは到底許されません。原発でさえ,曲がりなりにも第三者による規制委員会で審査するのです。電力会社が自分で原発の審査を行うようなものと考えれば,その理不尽さは容易に想像できるはずです。
 もしきちんと規制委員会で審査するようになっていれば,そもそも住民に安全確保の説明は要らないのです。ただし,その場合でも万一のリスクは想定されますので,近隣住民は受入れを拒否します。何度も言うように,仮に施設は万全であっても,人為的ミス,天災事故,テロなど,リスクは絶対にゼロにはできないからです。

3.安全対策の説明も行き当たりばったりとなる
 設計が行き当たりばったりならば,設計図を基にしてそれだけに通用する安全対策を説明することになります。するとこの説明も行き当たりばったりになることは明らかです。さらに,行き当たりばったりの設計がもし悪ければ,安全確保ができない事態も起こります。そうすると,国の大切な予算が全くどぶに捨てられることとなります。

4.設計は理想でも造られたものはわからない
 
設計はある意味理想の表現ですが,仮に設計が万全になされたとしても問題はそれで終わりません。最近の横浜の傾きマンション問題はそれを見事にえぐりだしています。実際にどのようなものが出来上がるか,真の安全性の議論はそれからのことなのです。

5.坂本設置と切り離した安全性の議論は無意味
 大学側は,この予算申請は坂本設置ありきではないという意味の弁明を書いています。しかし,安全性の議論のためには実際に造ってみることが必要となれば,坂本設置と切り離した安全対策なるものは全く意味を持たないのです。すると,予算申請に対するそのような釈明も何の説得力も持ちえません。

以上のように,大学側の説明はそれこそ行き当たりばったりの矛盾を含んだものであることがわかります。では真の狙いは何であったかというと,それは言うまでもなく,既成事実を積み重ねていく作戦の一環であったということです。住民の反対運動も長崎市の坂本設置に対する同意も,予算確保の既成事実を錦の御旗に掲げて,自分たちの思うとおりに誘導できると思ったからに違いありません。

再度強調しておきます。住民を置き去りにした長崎大学の予算要求は,『住民の十分な理解を得ることが大前提』という長崎市の警告,および有識者会議の論点整理報告においてなされた,『住民の理解なしに,設置ありきで推進すべきではない』という警告に明確に違背してします。住民の信頼を完全に損ねるのは当たり前のことです。


a0339940_15314590.jpg
a0339940_15315142.jpg

長崎大学関連文書に戻る
トップページに戻る








=======記事はここまで=======
[PR]

by nakamatachi3 | 2015-10-20 09:58 | Comments(0)



意見調査実施済みの5自治会について,総合集計結果のビジュアル表示を反対住民のお一人が作ってくださいました。大変見やすいですね。

① 自治会別集計 New 2015-10/19
アップ
a0339940_17004804.jpg

② 集計数 New 2015-10/19
 アップ
a0339940_17004830.jpg

③ 全体の割合
New 2015-10/19 アップ
a0339940_17004839.jpg

トップページに戻る











=======記事はここまで=======
[PR]

by nakamatachi3 | 2015-10-19 17:20 | Comments(0)


日付の新しいものが上に来るように配列しています。

 10. 地域連絡協議会関連記事 2017/07/01 更新!

 9.国の新たな動きに対する緊急記者会見 2016-11/17 New!
  ついに国が動き出したので,緊急記者会見を行い,声明文を発表しました。

 8. 地域連絡協議会関連記事 New!2017/02/05
  地域連絡協議会に対して,新たな意見書提出シリーズを開始しました。

 7. 情報公開資料から判明した熱研の安全管理の実態 2016-07/28
  熱研のBSL4施設の運営管理責任者としての適格性は大きな疑問があります。

 6. 学長への公開質問に関する記録 2016-07/02
  再質問に対する回答が届きました。その中身と回答の評価をご覧ください。

 5.坂本設置計画の即時中止要求書を手渡す行動の記録 2016-04/01
  3月30日にBSL4施設坂本設置計画の即時中止要求書を片峰学長にお届けした行動の全記録です。

 4.第5回三者協議会における長崎大学推進派の暴走 2016-03/04
  第5回三者協議会で,長崎大学は『設置協議会』なるものを提議しました。もちろん,暴走です。

 3. 住民と行政に無断で強行した長崎大学の予算要求に対する抗議 2015-11/28
  最新は,長崎大学の反論文書に対する批判5 です。

 2. ー市民をなめきった長崎大学の予算要求ー 2015-08/27
  白紙撤回の会としての緊急抗議声明です。

 1. 片峰学長への面会申入れ 2015-07/04
  片峰学長との話し合いを求めましたが,事実上拒否されました。

長崎大学関連文書に戻る
トップページに戻る








=======記事はここまで=======
[PR]

by nakamatachi3 | 2015-10-19 10:03 | Comments(0)

 

トップページをすっきりさせるために,長崎市長とのやり取りに関するニュースはここに一元化しました。

 4. 田上市長からの回答書 2016-12/01 New!
  田上市長からの回答書はなんと行政報告書の使い回しでした。ひどいってもんじゃないですが,なぜそういうものをよこすのかの分析を行いました

 3. 田上市長への公開質問状 2016-11/22 New!
  田上市長は住民無視体質の本質を露わにしました。原爆の日に神妙な面持ちで宣言文を読み上げる姿で誤解をしている市民も多いでしょうが,幾多の実績からみて,その本質は住民の多数の意見を反映させようと努力する人ではなさそうです。でも今期で辞任の覚悟を固めているとすれば怖いものはありませんね。でも歴史に残りますよ,末永く,それも汚名として

 2. 住民と行政に無断で強行した長崎大学の予算要求に関する長崎市長への要望書 2015-09/03
  これに関して,長崎市は第1回感染症研究拠点整備に関する連絡協議会において,長崎大学が予算要求を行ったことに対し,質問を行っています(この文書の6の冒頭)。
 これを見ると,長崎大学は,市や県と情報を共有することなく,勝手に予算要求を行ったことがわかります。そのような態度で予算要求をしておきながら,文科省が必要経費に盛り込むとした報道内容について,『長崎大学としても承知しておらず驚いた』などととぼけた回答をしています。これに対し,長崎市が『きちんと情報の共有を行う必要がある』と釘を刺したことは歓迎すべき態度と考えます。
 独断専行した理由は,長崎市の警告,『住民の理解が大前提』に違背していたからに違いありません。尤も,これを誠実に守ろうとすれば,長崎大学は永久に予算要求を行うことはできないのですが。
 いずれにしても長崎大学の誠意が本当に信じられなくなる話です。
2015-10/26

 1. 長崎市長との面会の概要 2015-07/19


トップページに戻る








=======記事はここまで=======
[PR]

by nakamatachi3 | 2015-10-19 09:28 | Comments(0)



2回目の街頭署名活動の記録

 ・2回目の街頭署名活動の記録 New! 2016-12/23
  第2回目となる街頭署名活動を行いました。ちょうど1時間で65筆の署名をしていただきました。引き続きご支援をお願いします。

『BSL4施設を考える住民と市民の集まり』開催のお知らせ NEW!

 ・新聞報道の記録 New! 2016-11/27
  『BSL4施設を考える住民と市民の集まり』が大成功裡に行われました。その概要報告については改めて行いますが,まずは新聞報道を見ておきましょう。各社を見比べてください。面白いことが・・・

 ・『BSL4施設を考える住民と市民の集まり』開催のお知らせ New! 2016-11/16
  ついに近隣住民と市民の集まりが開催される運びとなりました!

長崎市民の絶対反対の意思を大学と社会にお知らせする横断幕について

 ・BSL4施設絶対反対の横断幕 New! 2016-12/20
  坂本キャンパス正門横の横断幕が更新されました!

ハガキによる坂本設置反対の声を集約します

 ・ハガキによる坂本設置反対の声 2016-04/26 設置
 ・坂本設置反対表明の専用ハガキ 2016-04/26 設置

BSL4施設の坂本キャンパス設置計画の即時中止を求める行動のお知らせ

 ・長崎大学への坂本設置計画即時中止要求書の手渡し行動 2016-03/28

住民の意見調査結果

 1. 各地から上がる住民・自治会の反対の火の手!
  ①. 周辺三自治会の賛否調査結果 2015-05/15
  ②. 銭座校区13自治会が反対の合同声明文発表 2015-12/08
  ③.山里中央自治会の賛否調査結果 2015-08/04
   山里中央自治会で決定的な調査結果が!
  ④.家野町自治会の賛否調査結果 2015-09/15
   家野町自治会でも圧倒的多数の住民が反対であることが判明!
  ⑤.五自治会の総合集計図 2015-10/19
   五自治会の全体集計をビジュアル表示しました!
住民への呼びかけ文
あなたの周囲へも広げてください

 2. 近隣住民へチラシを直接配付しました 2015-07/09

 1.BSL4についてこれから考え始める人に伝える説明資料 2015-07/06
   基本的な判断材料について,わかりやすい説明資料を作成しました。どうぞ自由にご利用ください。

トップページに戻る








=======記事はここまで=======
[PR]

by nakamatachi3 | 2015-10-19 09:20 | ・住民の意見調査 | Comments(0)


長崎大学は私たちが提出した抗議文書に対して,10月6日付の反論文書を以って回答してきました。その中身たるや論理的なはぐらかしや脅し,それに大きなウソが入り混じっています。
これらの点について,詳細な批判を試みますが,まずはその回答をじっくりとご覧ください。
 

      私たちの抗議に対する長崎大学の反論文書 2015-10-18



a0339940_15314590.jpg
a0339940_18251682.jpg

住民を置き去りにして強行した長崎大学の予算要求に対する抗議に戻る
トップページに戻る








=======記事はここまで=======
[PR]

by nakamatachi3 | 2015-10-18 00:08 | Comments(0)