長崎大学の反論文書に対する批判3
2015年 11月 12日
ここでは項目1の部分に関して批判します。
長崎大学の反論に対する批判3:設置場所を考えない安全議論は空論 New!2015-11-12 3.項目1について まず以下の文章をご覧ください。意味を理解できるでしょうか? 「本学は、地域の皆様にBSL-4施設の坂本キャンパス設置をご提案するにあたって、皆様の安全・安心が最優先であることを宣言しており、そのために、安全性の確保に万全を期した検討を行う考えです。今回の要求はまさしくそのためのものであります。」 長崎大学は言います。今回の予算要求は「まさしくそのためのものであります」。 ところが,この文章はほとんど意味不明の文章です。文のつながりからすれば,「そのため」とは,「安全性の確保に万全を期した検討を行うため」となるでしょう。意味不明と言うのは,「安全性の確保に万全を期した検討を行うため」にどうして「予算要求が必要なのか」という点です。 しかし,この言い方は矛盾したものを含んでおり,すでに④長崎大学の反論文書に対する批判1 において批判しました。つまり,具体的に出来上がったものについて検討しなければ,安全性の検討は意味がなく,釈明になっていないのです。 たとえば排気塔の位置と風向きとの関係。具体的な場所で議論しないと排気塔の位置さえ決めることができません。そのような議論は空論というほかはありません。 このような空論で世をけむに巻く長崎大学は,まったく誠意がないということをまたしても露呈してしまいました。真の目的は,予算獲得と言う既成事実によって,住民と長崎市にプレッシャを与えるためであることは確実です。 これでは私たちが「長崎市民全体の信頼を踏みにじる行為」と断じるのもやむを得ない事でした。 |
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by nakamatachi3 | 2015-11-12 07:37 | Comments(0)